本格ミステリの傾き者、推理作家 [霞流一 探偵小説事務所]
「殺しのパズルはターボ猿人! 超絶のトリックと論理が進化する、本格ミステリの霊長!遂に登場」(帯コピーより)
単行本化されました。(アクセス・パブリッシング/1200円+税)
またエンタテインメントに通暁する識者の方々より嬉しい評価を賜りました。
ここに深く御礼申し上げます。(霞流一)
「知恵の輪がつながるがごとく殺人と殺人が有機的に連続し、そしてとてつもない驚愕へと読者を導くのだ。私立探偵紅門福助シリーズに連なるこの一冊、たまげたい者と笑いたい者は必読である。」
(村上貴史氏・「週刊読書人」2006.2.3)
「これまたいつもどおりに猿づくしの事件が連続し、ギャグ満載のとんでもない物語に論理の謎解きが繰り広げられる。ミッシングリンクもうまく隠されているが、今回はさらに加えて巧妙な罠がある。努々(ゆめゆめ)騙されることのないように。」
(山前譲氏・「ジャーロ」2006.春号)
[解説] 私立探偵、紅門福助の事務所へ着くなり倒れた男は、何者かに左脇腹を刺されていた。「ちい、たのむ」という言葉と犬を残して息絶える。男がなめし皮をまいただけの原始人のようなパンツを履いていたことと、鉄板を彫ったデザインのペンダントを付け、腕に火傷のあとがあったことから、「俺」とチー太こと柴犬は、男の身元がお好み焼き屋のオーナーだったことを突き止める。店員たちは上半身裸で腰皮をまいて働いているターザン男ばかりだ。オーナーの殺人の原因を探っていくうちに、この町がお好み焼きを含む6軒の鉄板焼きの店が中心となって、「鉄板」で町興しを仕掛けていることを知る。 やがて、関わる人間が次々と殺されて行く。死体の目、耳、口、に仕掛けがされ、見ざる聞かざる言わざる嗅がざるで知られる「猿」を暗示させるやり方で・・・・・・。
古来、日本で猿は鬱蒼と木々が茂る山中を疾走する姿から、神のつかいと言われて来た。この犯人が猿に固執する理由とは? そして最後のどんでん返しにご期待を!
[出版] 平成17年12月4日 アクセス・パブリッシング刊
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