本格ミステリの傾き者、推理作家 [霞流一 探偵小説事務所]
■ 6月22日(金)・2007
June 22, 2007 2:51 PM
勝新太郎大先生御大が逝去され、6月21日で、早くも十年が経つ。
22日の「誰でもピカソ」では特集を組んでいた(以下、敬称略、多謝)。
すごいエピソードの連射だったぜよ。
某映画監督が、
「カメラに向かって、寄ってきてください」
すると、勝新太郎は、
「そっちが来い」
勝プロが多額の借金を抱えて倒産。
社員らが自分たちの利益を守るために労働組合を結成。
すると、勝新太郎は、
「俺も入れろ」
勝新太郎が愛用していた居酒屋で、ウォッカと生ビールをベースにしたオリジナル・ドリンクを考案し、
その名前が、「廻り華」。
もちろんマリファナの語呂だ。飲みやすくて、そうとう酔いが回るらしい。
また、絵や句を手掛けるときの号が、
香華院。
こーかいん、とよむ。
オンエアされなかったが、好きなエピソードに、
勝プロが倒産した時に、妻・玉緒に言ったセリフ、
「俺が一文無しになったからって、世界中からお金が無くなったわけじゃねえんだから、心配するな」
すべて、後ろ向きで全力疾走してみせるような過剰なサービス精神の現れ。
爆笑しながら、涙が抑えられなかったよ。
晩飯。肉じゃが。たぬき冷奴。エノキダケのガーリックソテー。
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