本格ミステリの傾き者、推理作家 [霞流一 探偵小説事務所]
■ 6月24日(日)・2007
June 24, 2007 1:53 PM
晩飯に家内の作ってくれたカレー食べながら、「行列のできる法律相談所」を見ていたら、
ゲストに、財津一郎が出ていた。
俺世代にとって、財津といえば、和夫じゃなくって、
絶対に、一郎なのだ。
久しぶりに、
「キビシーッ!」
をやってくれて、歓喜ナリ。
しかも、「てなもんや三度傘」の懐かしいシーンまでオンエアしてくれる。
いやあ、思い出したよ、財津一郎が出ると、主演の藤田まこと、ほとんど食われていたもんな。
白木みのるは子供なのか大人なのか、
毎週の俺の悩みも、どうでもよくなり、消え失せたもんな。
財津一郎が刀を抜いて、鍔から切っ先まで刃をペロペロと舐めあげるアナーキーなギャグは実に衝撃的だった。
また、モンティパイソンばりに変な歩き方を意味も無く披露したりする。
(・・・・してぇ)チョーダイッ!
ってギャグもガキはみんな真似していた。
そうだ、「芸術」という言葉を初めて知ったのは財津一郎のおかげである。
アニメ「ロボタン」に登場するフランスかぶれの画家、その吹き替えが財津一郎。
で、「ゲイジュツはキビシーッ!」
を毎週、連呼していたんだ。
うん、俺世代にとって芸術とは、
「キビシーッ」であり「バクハツ」なのであった。
いきなり悟らされてしまったわけである。
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