本格ミステリの傾き者、推理作家 [霞流一 探偵小説事務所]
というわけで、
重度の酔死体で、一日中、腐乱していたのであった。
どれくらい重度かというと、
夜10時になって、ようやく、ジュースを飲めるようになったって程。
それまでは、全く何も胃が受け付けない。
ほんと倒れているしかなかった。
ただ、番犬ハチ君の散歩だけは、
最期の力をふりしぼって、雨の中、出かけたよ。
もう、まさしく、八甲田山、死の行軍、って感じだよ、俺だけ。
ハチ隊長はぐんぐんリードを引っ張り、もう、俺が首輪を付けられている感じさね。
で、完全に最後の一滴のエネルギーを使い果たし、天は我を見捨てていくのであった。
それにしても、飲んだ酒が、どれもこれも、一級品の酒だったのだろう、
二日酔いでも、頭痛はないし、脱水症状もさほどキツくない。
もしかして、
単に、アルコールのせいではなく、
普段飲めないものを飲んで、胃がショックを受けただけなのかしれん。
いつもの、ビールと酎ハイ(いいちこ)だったら、同じ量でも、
全然、平気だったりして。
かばんを開けたら、知らぬうちに、
マンゴーが二個と、饅頭が二個、入っていた。
不思議に思い、電話したら、
マンゴーは妹夫妻が、饅頭は母上が、
それぞれ、お土産にかばんに入れといてくれたらしい。
感謝、感謝。
しかし、こやつら、隙がありすぎるぞ。
俺が下ネタを書きたくなるような土産をもたせおって、
酔死体だと思って、甘く見おったな。
回復したら、そうはいくか。ふふふふふふ。
さてと、となると、何か、どうしても、下ネタ、書いておかねば、だ。(←何もそこまで)
うん、
口を指で左右に広げて、「学級文庫、って言ってごらん」
って、ガキの頃、やったことあるよな。学級うんこ。
じゃ、こんどは、
唇の真ん中を指でつまんで、「今日のわんこ」って言ってごらん。
あっ、アヤパン、オンエア中に試しちゃダメーっ。
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