本格ミステリの傾き者、推理作家 [霞流一 探偵小説事務所]
番犬ハチ君と散歩していたら、
どこかの家からピアノを練習する音が流れてくる。
クラシックのようだが、曲名が解らない。
何度もつっかえるので、どうも聞き取りにくいのだ。
しかし、馴染みのあるクラシック曲のような気がしてならない。
で、立ち止まり、しばらく旋律を追ってみる。
そして、解ったよ。・・・・・・その曲は、「横浜たそがれ」。
五木ひろし、♪あの人は行って行ってしーまった、の「横浜たそがれ」
まあ、クラシックといえば、言えないこともないよな、半分くらい当たっていたさ、と自己採点。
そこから数メートル歩くと、
アスファルトに座り込み、刷毛とペンキで一生懸命、車を塗装している人がいた。
ボッコボッコの傷だらけの車。
なんて乱暴な運転をする人なんだ。
塗装したって焼け石にナントカだよ。
いったい、どんな奴なのか、回り込んで見てみると、
80くらいの爺さんだった。
何か声をかけたかったが、何を言っても、爺さんを傷つけそうな気がしたので、
黙って通り過ぎたよ。
アメ公の投資ファンド、スティール・パートナーズによる、
ブルドック・ソースへの
敵対TOB。
けっ、毛唐め、社名からしてナメてやがるぜ、スティール=盗み、とは。
ちゃんと、天はお見通しだ、この攻防戦、ブルドックに軍配。
番犬vs盗っ人、
ちゃんとそうなっている。
「夕陽はかえる」初稿を執筆していた四ヶ月間、
読書といえば、資料ばかり読んでいた。
なので、未読の新刊本が山積み状態。
どうしても、読まねばならないものだけでも約50冊はある。
改稿作業の合間に、コツコツと崩していかなければ、と思っていると、
また、今日も山が高くなるのだった。
晩飯。夏のサンマ、今年は安いし、美味い、で、さっそく焼いて食った。イワシの刺身。青魚は夏バテ防止になるのだ。
シイタケ塩焼き。枝豆。キューリとワカメの酢の物。
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