本格ミステリの傾き者、推理作家 [霞流一 探偵小説事務所]
吉祥寺図書館に資料を調べに行く。
その帰り、目と鼻の先なので、ヨドバシカメラに寄る。
六階(だっけな)、メディアソフト・フロアーを散策すると、
フィギュア・コーナーに、大量の「トランス・フォーマー」グッズが並んでいる。
今月の「映画秘宝」の紹介ページで見て、激しく欲しいと思っていた、サイバトロン戦士ロボットを見つけた。
車からロボへとトランフォームできるギミックになってる。
ほ、欲しいっ!
映画も見とらんのに、胸の奥に潜むモヤモヤした熱い「男の子」魂が叫んでるよ。
そうだ、こないだ電子辞書を買った際に、会員カードにたくさんポイントが付いたんだっけ。
おおっ、只で買えるじゃん!
気が付いたら、自宅の居間で、カチャカチャとフィギュアをいじってたよ。
おおっ、車からほんとにロボにトランフォームするよっ、解説書の通りじゃん(←当たり前だ)。
こ、これ、「男の子」の夢そのものだ。
最近のガキから見れば、この程度の玩具はごく普通のレベルなのかもしれんが、
俺にとっては、カルチャーショックに近い。
もう、面白くて、カチャカチャカチャカチャ、何度も何度もトランスフォーム。
ガキの頃に、こんな玩具を持ってたら、一日中いじくり回し、サルのオナニーのように止まらなかったろう。オナニーなんかしてる間がなかったろう。
チンチンが一度もトランスフォームすることなく、大人になってたかもしれん、ああ、アブナかった、冷や汗が出たぜ。
一見、普通のカマロだが、
トランスフォーム!(ハチ君に、じゃない。念の為)
早川書房の編集から連絡がきた。
新作「夕陽はかえる」、間違いなく俺のベスト作品との感想。
俺も密かに勝手にそう思ってたのだ、よっしゃーっ、明後日、打ち合わせ、そして、ラストスパートだっ、執筆スタンスにトランスフォーム!
夜は、「戎」北口店で一杯、ただの酔っ払いにトランスフォーム!
http://www.kurenaimon.com/mt/mt-tb.cgi/7832