本格ミステリの傾き者、推理作家 [霞流一 探偵小説事務所]
■ アカバネン・グラフィティ25
July 15, 2007 8:42 PM
「科特隊」
ヒット・ドラマ「時効警察」のチーフプロデューサー、
黒田徹也(思いっきり呼び捨て、どうだっ)は赤羽時代のクラスメートなのだ。
黒田クンに関するアカバネン・グラフィティもたくさんある。
中でも、今の彼らしい話を一つ。
小学校二年の頃、当時、「ウルトラマン」が日本中の子供たちを虜にしていた。
そして、なんと、俺らの赤羽台団地に俳優・小林昭二が住んでいた。
そう、科学特捜隊のムラマツ・キャップ。
で、団地の子たちは、小林昭二の住所を突き止めると、
サインを求めたり、握手してもらいに行ったものだ。
黒田クンも例外ではない。
で、翌日、学校で、その時の話を自慢げに語るのだった。
「玄関のハンガーに科特隊の制服がかかっていたぜ」
おおっ、みんな、羨望のどよめきをあげたものだ。
もちろん、彼の「作り」であるが、
俺らがそうと気付くのは何年も経ってからである。
あの頃から、黒田クンはテレビマン的な演出力を発揮していたわけだ。
今の活躍ぶりもむべなるかな。
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