本格ミステリの傾き者、推理作家 [霞流一 探偵小説事務所]
9月だ。そして涼しい。爽快である。
けれど、近所の子供たちの顔はどこか荒んでいる。
前日の金曜、8月31日、二学期の始業式だったようだ。
この土日は休みだが、夏休みの宿題の執行猶予に過ぎないのだろう。
夜、テレビ東京「アド街ック天国」は、新井薬師の特集。
三位にランクインしたのは、アニメの老舗「トムス・エンタテインメント」、
かつての東京ムービー新社である。
同社が手掛けた「巨人の星」についての秘話。
ボツになった主題歌があったという。そのサビの部分を公開してくれた。
ラストの、「♪行け行け飛雄馬、どんと行け」が、
「♪レッツゴー、飛雄馬、ゴーゴー、レッツゴー」という感じ。
それも、ゴレンジャーみたいな戦闘的な曲だった。
「巨人の星」の歌に関しては、
冒頭「♪思い込んだーら」を、「♪重いコンダーラ」だと勘違いしていた人が多いって話が有名。
地面をならす重い鉄のローラーのことを、コンダーラだと信じていたらしい。
また、劇中の歌で、[オーロラ三人娘]の
「♪アイ・ラブ、アイ・ラブ、フォーエバー、ユー」
これが子供には聞き取りにくくて、俺は、
「♪アイ・ラブ、アイ・ラブ、惚れたのー」
って歌ってた。半端な演歌みたいだね。意味は近かったけど。
小学校の同級生ジンタンの弟ヒロユキは、
「♪アイ・ラブ、アイ・ラブ、骨つぎー」
これ、クラスの一部で流行ったよな。
歌の勘違いでいえば、いまだに本当の歌詞が解らないのが、やはり、アニメの「夕焼け番長」。
主題歌の一部が俺にはどうしてもこう聞こえてしまう。
「♪自慢じゃないけーど、腕自慢」
弁解しながら、力いっぱい自慢している。こんな歌詞のはずないよね。ホント、何って歌っているんだろ?
あ、あと、当HPゲストで、不動の四番・童話作家のますふじ圭くんは、
「学生時代」(ってタイトルだっけ?)の冒頭、
「♪ツタの絡まるチャペルに、祈りを捧げた日」
それを、
「♪蔦野からマルチャペルへ、祈りを捧げた日」
だと思っていたらしい。
蔦野という地にあるクリスチャン系の学校から、
はるかヨーロッパのどこかの国の地・マルチャペルにある姉妹校に向かって、
祈りを捧げる敬虔な女子学生たち、そんなシーンを思い浮かべていたという。
あ、ちなみに、ますふじくんの結婚式は教会で行われた。
晩飯。手巻き寿司(マグロ、アイナメ、サンマ、キューリ)。最近、気に入りの日本酒は「美丈夫」。
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