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■ 9月13日(木)・2007
September 13, 2007 1:37 PM


 夕刻、西荻南口の「こけし屋」にて、早川書房の編集・マイキーKさんと打ち合わせ。
影山徹さんに描いていただいた表紙画を見せてもらった。
すばらしく素晴らしいのだ! 感動!
小説に登場する殺し屋たちが詳細に描かれている。夕陽も赤々と燃えている。ビル群が墓標のように映え、ネオンの光も散りばめられている。
アクションとコメディを予感させながら、非情と哀愁のムードが漂っている。
ホント、素晴らしい!
ありがとう、影山徹さん! 心より深く御礼を申し上げます。


再校ゲラのチェック。
これにて、俺のできる作業は終了。
映画でいえば、クランクアップ後の、ダビングやCG加工などのポストプロの作業を終えたことになる。
こちらとしては、あとは完成を待つだけ。
感慨深いものがある。とりあえず、祝!


 というわけで、夜はいつもの「戎」北口店へ。
途中、普段着姿の店長とすれ違う。軽く会釈。今夜は早番で、どこか遊びに行くのかな?
と、思いつつ、数メートル進み、店に入ると、
なんと、店長がいるではないか。ちゃんと仕事着で、働いている。
さっきのは、ただのドッペルゲンガーだったらしい。
それにしても距離が近かったな。店長、危機一髪。
だって、自分のドッペルゲンガーを見ると、死ぬっていうからね。
座頭市にとっては意味無い。だから、強いのだろう。


カウンターの道路寄りには、常連客が顔を揃えている。
ホント、この人たち、いつ来てもいるよな。よっぽど好きなんだろう。
ふと、一人は松葉杖をついているではないか。
そんなにしてまで、飲みに来るとは・・・。
ちゃんと、両手で杖ついて、トイレにも行ってた。
帰宅の千鳥足は大丈夫なのかいな。


あ、以前にも書いたけど、俺んちの近所のオバさんに顔がそっくりな、男の常連さんもいる。
ニュースで見たけど、長野県警が、女装して下半身を露出した不審男について、
「和田アキ子似の」と発表し、不適切だと非難を浴びたらしい。
でもさ、それが最も適切な表現ってこともあるんだよ。
上記のオバサン似の常連みたいに。
俺、長野県警の肩をもつ。



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