本格ミステリの傾き者、推理作家 [霞流一 探偵小説事務所]
■ 9月2日(日)・2007
September 2, 2007 12:50 PM
近所には、かなり老朽化した家がたくさんある。
そのうちの小さな一軒。
二階の窓の下、縁側みたいな張り出しに、
爺さんが釘を打って、懸命に補強していた。
きっと、前日の防災の日にいろんなものを見たり読んだりして、やにわに思い立ったのだろう。
しかし、とっくに以前から、その張り出しは二十度くらい傾いているのだった。
翌日、綺麗に白いペンキが塗ってあった。
地震の最中に、ポルターガイストが発生したら、
怖いと感じるより、怒りがわくだろう。
でも、関東大震災の正体が
巨大なポルターガイスト現象だったら、かなり怖い、とふと思った。
地震が起こると、なぜか、表に飛び出してしまう人がいる。
ビートたけしが目撃したって話だっけな、
ラブホテルからセーラー服のおっさんが一目散に逃げ出したらしい。
ZARDの追悼アルバムがミリオンセラーらしい。
CDショップの店頭で歌が流れている。防災の日も。
♪揺れるー思いー・・・
晩飯。夜、やけに涼しいので家内はトマトシチューをこしらえる。マカロニサラダ。冷奴。
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