酔狂に猛走する、ユーモア本格ミステリの傾き者、推理作家・霞流一の公式サイト、「探偵小説事務所」へようこそ!



■ 9月24日(月)・2007
September 24, 2007 1:45 PM


 「ミステリ・マガジン」最新号を早川書房さんより謹呈していただく。
深く御礼申し上げます。
って、今月号は、俺が出ているんだった。
「バッド・チューニング」絶賛発売中の飯野文彦センセーとの対談。


今月の特集は「ここはミステリ・レストラン」で、
問題の対談コーナーは「となりのミステリ作家ごはん」ってタイトル。
俺の作った晩飯を食いながら語り合う、なんと七ページの暴挙だ。
そう、以前、我が家で繰り広げられた狂態の宴の模様が記されているのだ(当HP8月23日参照)。
公安に回収されないうちに、本屋で立ち読みなり購入なりされたし。
特別付録として、当日の九種ものメニューのレシピが公開されていて、実用的だからね。


写真だけ見ていると、
何だか、俺は飯野サマに雇われた下男のようであるな。
飯野サマのようなご立派でお優しいご主人様におつかえして幸せでございます、ってキャプションが見えるようだ。
飯野サマは当日、ずいぶんとアルコールを召しておられていたけど、
そのまんま無抵抗主義のガンジーのごとく、法悦の表情で誌面を飾っておられるよ、ああ、ありがたや。
そんな人間どもに混じって、番犬ハチ君の写真も掲載されている。
奴の顔がもっとも賢そうだ。
サイコの晩餐を不安そうに見守っていたよ。


それにしても、これをちゃんと文章に起こし、記事にでっちあげ、公共の誌面に割り込ませてしまった、編集・マイキーKさんの辣腕振りには頭が下がる。ご苦労様でした。
そして、「ミスマガのもっとも長い日」と呼ばれたこの危険なミッションを、
非常線を敷いて、成功に導いた立役者は、翻訳家にして軍事評論家の村上和久氏であろう。
軍人の中の軍人、村上氏に敬礼!
エンディング、主題歌が流れる。
もちろん、「史上最大の作戦」の「ザ・ロンゲストデイ・マーチ」!


 晩飯。すっかり秋の天候なので、家内は嬉々として石狩鍋を作っておった。



 [ このエントリーのトラックバックURL]
http://www.kurenaimon.com/mt/mt-tb.cgi/7893