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■ 9月26日(水)・2007
September 26, 2007 11:28 AM


 先週から今週にかけて、
プロ野球セ・リーグの優勝争いがこんなにもつれにもつれるとは思ってもみなかった。
それなのに、テレビ中継が少ない上に、時間延長がない、と、まあ、つくづく間の悪い年である、と思っているのは俺だけではあるまい。


それにしても、ここにきて、巨人が首位に立ち、優勝に向かって有利な状況になりつつあるのは、何やら、実力以外のものを感じる。
マジックも点灯していないしね。
どこか、常識とは違う次元のパワーが働いているように見えるのだ。霊的な存在と言い換えてもよいだろう。


そう、長嶋終身名誉監督の奥様が先日、お亡くなりになられた。
今の巨人の超常的な勢いは、そのことと関わりがあるのではないか。
なんだか、太古の時代に、航海の途中、嵐をおさめるために、巫女様が海に身を投げたという神事を連想させる。
霊的パワーに押されている巨人。いやはや、もはや、野球ではない。ペナントレースはサイキックウォーズの展開を呈しているのだ。


少なくとも、ミスターが観戦に訪れた際、
「家内の死を無駄にすると承知せん!」
と、チーム全体に無言(実際、あんまり喋れない)のプレッシャーを与えたことは想像に難くない。
特に原監督に対しては、
「今期、優勝を逃すこと、それは、罪だ。原よ、お前の罪だ。これをキリスト教において原罪という」
と厳しく叱咤激励したと伝えられる。
ペナントレースが終わるまでに、チーム内に死人が出るやもしれん。アストロ球団の域にも達しているのだ。
テレビで観ていると、原監督、思いつめた顔してるし。
きっと、優勝を逃せば、切腹覚悟なのだろう。
「これを原切りという」
と、ミスターは仰ったと伝えられる。


 ああ、巨人戦は、しばらくないようだ。ありがたい。
って、原稿を書かねばならないからよ。
「ミステリマガジン」次号に載せていただく短編。
ああ、残り時間が少ないよう。ミスター、何か、お言葉を!


 晩飯。イワシ塩焼き。イワシ刺身。カボチャ煮つけ。オクラの酢の物。



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