本格ミステリの傾き者、推理作家 [霞流一 探偵小説事務所]
ほとんどのスポーツ紙のトップが「阪神首位!」
なのに、「中日スポーツ」と「報知」だけ違う。
「中スポ」は、自分とこの中村ノリの記事、まだ、いいよ。
「報知」にいたっては、早稲田の斉藤ハンカチ王子のこと。まるで、プロ野球なんて無かったかのような体裁。
くだらんプライドに固執すると、また負けるぞ、と思ったら、
ああっ、ホントに阪神に三連敗、ああ・・・。
晩飯、食べながら、ドラマ「生きる」を見る。
もちろん、これ、黒澤明の映画が原作。
がん告知で始まり、中盤、主人公があっさりと死に、後半を葬式の会話劇とフラッシュバックで展開、改めて、大胆な構成力に舌を巻いた。
ドラマはそのプロットをほぼ忠実に踏襲していた。
問題は、主演の松本幸四郎。
もちろん、上手い。し、しかし、どうしても、市役所のくたびれた課長に見えないのだ。
立派過ぎる。なんというか、俳優の帝王学がしみついているせいだろうか。
力強いオーラを発しているのだ。
幸四郎さんなら、あんな小さな公園なんて、二十や三十、簡単に作ってしまうだろう、そんなふうに見えてしまう。
「公園を作りましょう」と幸四郎さんに迫られたら、誰も逆らえないですよ。
ドラマが終わってからのお知らせが凄かった。
視聴者サービスとして、
携帯の「幸四郎」待ち受け画面、期間限定で配信!
うわーっ、携帯、開いたら、幸四郎さんが睨んでるなんてっ。
「公園、作りましょう」って声も出るの?
ひょっとして、その待ち受け画像、「生きる」の葬式シーンで使われた遺影?
それでも、声が出るの? 「公園、作りましょう」。・・・こ、怖すぎる。
ああ、幸四郎さんには、また、黒澤明スペシャルにチャレンジしてもらいたい。
そうだな、次は、「どですかでん」!
もちろん、主役! ドデスカデーン、ドデスカデーン・・・。観たい!
朝から晩まで、新作「夕陽はかえる」の再校ゲラに取り組む。
いよいよ、大詰めも大詰め。今の俺に日曜日はない。最後の直線距離を疾走中。
「夕陽はかえる」は、早川書房より、10月4日、刊行、よろしく!
晩飯。チキンソテーのバルサミコ酢ソース、これ、家内の新作。ラタトゥユ。キューリの塩揉みゴマ油。
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