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■ 10月18日(木)・2007
October 18, 2007 2:30 PM


 唐突に、夜は、「戎」北口店で一杯。
ここの揚げ出し豆腐は実に手が込んでいて美味い。これから寒くなる季節、ますます味わい深くなるであろう。


この店に限らず、どの居酒屋でも、いつも、俺が気をつけているのは、
焼き鳥のスナギモとナンコツは前歯で噛まないようにすること。
以前、ボッキリ折れてしまったことがあったのだ。
仕方なくそのまんま飲み続けたけど、新たにオーダーしたりすると、空気が漏れてマヌケな声になって情けないでやんの。
折れた歯を持っていって、歯科医でくっつけてもらったけど、治療費がバカにならなかった。
で、以後、気をつけている。


それに、もちろん、歯医者って痛いし、怖いからね。好きな人っていないよね。
いちばん恐ろしい歯医者って、思いを馳せると、
一つは「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」のスティーブ・マーティンの役。
ものすごく残虐で、しかも、治療シーンがミュージカル仕立てだから、
さらに恐怖が倍増する。
映画のストーリーはよく覚えてないけど、あの歌って踊るデンティストのシーンは胸に突き刺さっている。


もうひとつ、やはり、映画「マラソンマン」。
正確には歯医者でもなんでもない。
いや、だから、怖い。
ローレンス・オリビエ演じるナチス残党がダスティン・ホフマンの歯をいじくりまわして拷問する、あのシーンに誰もが口の中をムズムズさせたことだろう。
オリビエ=超一流のシェークスピア役者、サーの称号、頑固なイギリス紳士、
この三点盛りが、なぜか、
さらに恐怖をレベルアップさせるのであった。


そして、この二大巨頭に匹敵する歯科医が登場した。
しかも、現実世界のニュースだぜ。
舞台は宇都宮。自動車の修理のトラブルで、
歯科医師(42)が、修理会社の販売員(65)に模造刀をつきつけ、
「おまえの首を叩き切って、さらし首にしてやる」
と脅したという。
うはっ、さらし首って、歯のモデルにして治療室に飾るんだろうな。
ともあれ、この歯科医に歯をいじられたくないと思うのは俺だけではあるまい。
通院中の患者さん、困ったり、ホッとしたり、いろいろ大変だろうね。



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