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■ 10月30日(火)・2007
October 30, 2007 10:43 AM


 山田洋行、って最初、人の名前だと思った人はかなり多いと思う。
お年寄りとかは今もそう思っていて、なかなか本人のコメントが出てこないので、激しく混乱しているかもしれない。
洋行とは、貿易、あるいは、商社の意。


俺は今回の事件で山田洋行と聞いて、会社名だとすぐに解ったよ、
って威張るほどのもんじゃないね。
でも、なんで知っていたかというと、かつて映画界に身を置いていたから。
バブル期に同社は、「山田洋行ライトビジョン」という系列会社を作り、
数多くの映画に出資していたのである。
だから、八十年代から九十年代初期にかけて、この名が、やたらと、映画のクレジットに連ねられている。


で、当時は、やはり、最初、俺も山田洋行って人は映画好きなんだなー、
いったい、どんな人だろうって考え込んでいたよ、はい。
そして、その社名もキザだけどちょっとカッコいいなと思ったりもした。
「山田洋行とライトビジョン」、って解釈だよね。
そう、歌謡界とかミュージシャンのノリのネーミングだと思っていた。
「内山田洋とクールファイブ」
「黒沢明とロスプリモス」
「世良公則とツイスト」
そんな感じだよね。


で、話はそっちへと急カーブしちゃうけど、
こういうふうに、グループ名の頭にわざわざ名前を付けちゃうって、
リーダーの自己主張の強さを感じるのは俺だけではあるまい。
中でもかなり我の強かったのが、はしだのりひこ。
「はしだのりひことシューベルツ」
「はしだのりひことマーガレッツ」
「はしだのりひことクライマックス」
もう、いいじゃない、いいかげんにおしよ、って思ってたら、さらに、
「はしだのりひことエンドレス」
いやはや・・・。


あと、凄いと思ったのは、
「ジャッキー吉川とブルーコメッツ」
やはり、頭に名前をつけちゃう上に、
ジャッキー吉川って名前そのものが、リングネームみたいでかなりの主張しちゃってるよ。


でも、最強だと思ったのが、
「リッキーと960ポンド」
もはや、リーダーは日本人の名前じゃないし、
他のメンバーの合計体重をグループ名にしちゃうって、量り売りだよ、こりゃ。


 晩飯。豚バラ肉のタンメン風鍋。



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