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■ 10月4日(木)・2007
October 4, 2007 2:54 PM


 急遽、「フライデー」今週号を発売中止に追いやる壮烈な勢いで、
何やら、世をあげて、相撲ブームである。
流行語大賞の候補に「かわいがり」が浮上するやもしれん。


このところ、時津風親方にスポットがあたり、
今もっとも喜んでいるのは、
おかげで一休みしている高砂親方だろう。
山分親方もここ数日、マスコミをにぎわせている。
なんだか、親方たち、さながら日替わりヒーローのようであるよ。
相撲部屋って五十以上もあるんだから、
これからも、いろんな親方に登場願いたい。
ライダーカードみたいに、親方カードもいけるかもしれん。


また、「シコふんじゃった!」みたいな相撲映画もタイミングよろしい。
あ、そういえば、あの映画、主題歌が
♪かなーしくって、かなしくて、とても、やーりきーれない・・・
だったよね。
今の状況を予言していたんだね。さすが、周防正行監督。


もうひとつ、とっておきの相撲映画がある。
それは、「地獄の警備員」。
ガードマンが、快楽殺人鬼で、ビルに閉じ込められた女に襲い掛かる「悪魔のいけにえ」みたいなホラー。
この殺人鬼が、もと相撲取りという設定なのだ。
どこかの親方を連想させて、これもまた予言になっている。
ロッカーを張り手で叩き潰すシーンがあったり、演出もよく練られている。
さすが黒沢清監督である。
あ、そうそう、この二人の予言者、周防監督も黒沢監督も立教大の映画研究会出身。
この研究会は別の意味で相撲部屋ってことだ。


あ、そうそう、俺の新作長編「夕陽はかえる」
これには、元力士でチャンコ料理店店主の殺し屋が登場しているのだ。
すごいタイミングに、カンドーすら覚えている。俺も予言者だ。
本日、4日発売である。よろしく。


 夜は「戎」北口店で一杯。帰り道、ライトバン屋台「たけちゃん」のたこ焼きを買って、家でビール。



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