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■ 10月7日(日)・2007
October 7, 2007 10:22 AM


 ここ数ヶ月間、新作「夕陽はかえる」の参考資料を読むばかりで、
今年の新刊小説がかなり山積みされている。
読みたいという欲求もあったのだが、なかなか時間も神経もままならなかった。
ようやく、いろいろと落ち着いたので、貪欲に本の山を崩してゆく。
なんだか、断食の後の食事のようであるよな。
読める時に読んで、まるで、冬眠の前の食いだめのようでもあるのだった。


 なんともいびつな海外ニュースを見つけた。
どこから説明したらよいのだろう。
まず、舞台は、アメリカのノースカロライナ州、そこで行われたオークション。
なんと、切断した足(!)が出品されていた。
それを購入した(!)人間はハロウィンのイベントで展示(!)し、
大人3ドル、子供1ドルの拝観料(!)を徴収しようとしていた。


しかし、その計画は頓挫した。


というのも、
切断した足の本来の持ち主(!)であるウッドさんが強引にその足を取り戻したから。


ウッドさんは三年前に、飛行機事故で足を失った。
将来、自分が死を迎えた際に、一緒に火葬してほしかったので、
その足を防腐処理して、
バーベキューの燻製箱(!)に入れて、倉庫で保管していた。


しかし、賃貸料を怠ったので、倉庫の持ち主が、
燻製箱を取り上げ、オークションに出品してしまった。
で、その燻製箱を落札した人間が、中に入っていた足を見つけ、
仰天したものの、せっかくなので、
ハロウィンのイベントで展示し、拝観料を徴収しようと・・・
って、冒頭につながるのであった。
マトモな人間はひとりもおらんのか!?


 晩飯。家内の当番、ポークソテーのイタリー風、ポテトサラダ、おふのゴマ酢のもの。



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