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■ 10月9日(火)・2007
October 9, 2007 11:30 AM


 朝イチで、かれこれ十年以上も通院している心療内科へ。
今じゃ、特に異常はない(と自分では思っている)が、一応、半年に一度の精神のメンテナンスを受けている。
軽いカウンセリングと、薬を処方してもらう。
冬場は油断していると壊れかけるので、その予防策、まあ、タイヤにチェーンを巻くみたいなもの。


朝の早めに行かないと、順番待ちに長くかかる。
九時前には既に待合室にかなりの人がいる。
しかも、ここまで来るのに全力を尽くして、疲れ果てたのか、
多くの人がソファにめいっぱい横たわってグッスリ寝ている。
まるで、ホームのベンチの酔っ払いみたいだ。
まあ、独特の精神状態の人が集まるところだからね。
ソファが占拠されて座れないので、いったん、自宅に戻る。近所なので助かったよ。
一時間おきに電話して、順番待ちの進行を確認してから、再び訪れたのは、三時間後であったとさ。


 中野の有名ラーメン店「青葉」が西荻に支店を出している。そこで昼飯。
隣席の若い男性客が、食い終わると、
「領収証、ください」
ひょっとして、雑誌の取材でラーメンに点数をつけにきたのかも。
いきなり緊張している店員がおかしかった。
今度、意味も無く、俺もやってみよう。


 キッチンの棚の奥から、ブランデーが出てきた。
かなり以前にもらったもので、まったく未開封。
うれしくなって、栓を抜いたら、古くなっていたため、コルクが根本でちぎれてしまった。
あわてて、ワイン用コルク抜きで取ろうとしたら、ボロボロくずれて、ビンの中に。
こうなったら、取れないんだよね。
箸や串やビンセットなどをつっこんでみるが、つかめない。


このまま放っておくと、飲むときに、コルクのカスが口に入ってきて、イライラするんだよね。
どうにも埒があかなくて、仕方なく、中身をいったん全部、別の容器に移した。
空き瓶を引っくり返し、箸でコルクをほじくり、ようやく取ったよ。
それでも、ブランデーにコルクの小さなカスが残っているので、
コーヒー用の紙フィルターで漉しながら、もとのビンに戻した。
なかなか面倒な作業だけど、こういうことに熱心になってしまうのが酒飲みの業ってやつなのだろう。


 晩飯。豚の肉団子鍋・味噌味。キューリとミョーガの酢の物。
食後にブランデーをちびり。



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