本格ミステリの傾き者、推理作家 [霞流一 探偵小説事務所]
不可能犯罪×非情活劇×謀略
(ロックトルーム×タランティーノ×エスピオナージュ)
殺し屋が繰り広げる殺し合いの修羅場で殺人事件。
殺し屋の探偵が、殺し屋殺しの謎を巡り、殺し屋の容疑者を追及!
任侠推理か、マカロニ本格、それともパズル・ノワール!
こんなミステリを待っていた!
(帯コピーより)
「このミステリーがすごい!2008年版」第9位
「2008本格ミステリ・ベスト10」第8位
裏社会には、殺し屋たちが特異なルールのもとに活動する闇の世界が存在していた。
そこは、密かなビジネスのシステムが築かれ、影業社会と呼ばれている。
殺し屋を「影ジェント」、仕事を統括する本部を「影ジェンシー」というふうに、さまざまな隠語があり、また、殺しをサポートする職種も多岐にわたる。
カエルというニックネームのベテラン「影ジェント」が殺された。死体はビルの五階のレリーフに突き刺さっている。そこには屋上からも窓からも近づくことが不可能。一種の密室状況であった。
同じく「影ジェント」の瀬見塚は、カエルの遺族の依頼で事件の真相を追い始める。そんな瀬見塚もまた命を狙われる。カエルの残した仕事を奪取しようとする「影ジェント」たちの仕業である。さまざまな手口や武器を駆使して、彼らは、異常じみた決闘を繰り広げる。壮絶なバトルは「東京戦争(トーキョウォーズ)」と呼ばれるほどの規模に発展していく。
そんな殺伐とした混乱の状況下、第二の事件が発生。「影ジェント」の死体が密室殺人の状況で発見される・・・。
果たして、殺し屋による殺し屋殺しと推理の行方は?
決闘、秘密兵器、密室、ロジック、陰謀などのギミックが鮮血の闇鍋のごとく沸騰する。
背徳のSin本格誕生!
[出版]平成19年10月10日 ハヤカワ・ミステリワールド
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