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■ 11月10日(土)・2007
November 10, 2007 8:47 AM


 いよいよ、推理作家協会創立60周年記念のイベント「ミステリーカレッジ」が目前である。
俺は、ミステリ&映画トークセッション「OK講堂の決闘」に出ることになっている。
逢坂剛さん、菊池秀行さん、樋口明雄さん、という錚々たる方々とご一緒させていただくわけで、すこぶる緊張している。
それで、土曜は、一日中、受験勉強のように予習に専念。


何を予習しているって、タイトルの暗示するように(というか既に明白だが)西部劇について。
先日、撃ち合わせ、もとい、打ち合わせの際に、
逢坂さんから、ご自信がセレクションした西部劇ベスト10のリストをいただいたし。
というわけで、
「決断の3時10分」「無頼の群れ」「六番目の男」といった作品を観賞し、
またまだ知らない傑作があったのだなーと己の不明を反省するのであった。


 新聞の見出しに、つい激しく興奮を覚えたよ! 
だって、その見出しは、
「第二のロッキー」!
写真には、中年の日本人の顔が、それも背広姿で。
おおっ、会社をリタイアした中年男が、若い頃の熱い夢を忘れられず、
独自の特訓に励み、ついにリングにあがる。
そんな、血と汗のほとばしる情熱大陸的な実話なんだろうなー、と胸を高鳴らせたよ。
一瞬だけ、ね。
よく見たら、見出しの一部が隠れていた。ホントは、
「第二のロッキードか」
中年男の写真は、山田洋行の重役だったぜ。ハラホレヒレハレ・・・。


 もうひとつ、映画の話。
日本映画専門チャンネルで今月放映予定だった「典子は、今」が、
権利関係などの問題で、オンエアが中止となった。
それは致し方ない。
でも、なんで、差し替えの番組が、「マタギ」、なのさ。
胸元どころか延髄をえぐるような予測不可の球筋であるよ。

 
 晩飯、サバの味噌煮。アジの刺身。白身魚のフライ。パリキャベツ。



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