本格ミステリの傾き者、推理作家 [霞流一 探偵小説事務所]
推理作家協会創立60周年記念のイベント「ミステリーカレッジ」が
11月11日、立教大学で開催される。
その演目の一つであるトークセッションに俺は参加させていただく。
で、午前十一時過ぎ、神保町にて、その打ち合わせの末席に。
逢坂剛さん、菊池秀行さん、両御大を前にして、俺は緊張しまくり。
当日のトークセッションのテーマは「映画とミステリ」だが、
タイトルは「OK講堂の決闘」。
参加者のイニシャルをとって、逢坂さんが名付けたのである。
すると、やはり、トークのメインテーマは西部劇になることは必定であろう。
そして、イベントを賑やかにするためにも、
このジャンルに詳しく、早撃ち0.4秒のレコードホルダー(シェーンより早い!)の、
冒険小説作家・樋口明雄さんにも参加してもらうことになった。
で、本日、打ち合わせのために、山梨から高速バスに乗って、樋口さんが駆けつける。
資料として、精巧な特注モデルガン数丁、牛革のガンベルトなどを持参してくれた。
いやはや、バスの中で荷物チェックされなくて、よかったね。
樋口さんの加入によって、タイトルは「OHK講堂の決闘」、
ちゃんと「オーケー」の発音が維持されるところが何とも気持ちよい。
なので、くれぐれも、このイニシャルの順番を変えてはならない。
「HOK講堂の決闘」とか。
神保町で青空古本市が開催されていたので、帰りがけに覗いてゆくつもりだったが、あいにくの雨に。
それでも、熱心な人たちが強引にビニールシートをめくり、上半身を突っ込み、古本を漁っている。
いやはや、マニアというのは執念深いのー、
って、呆れながら、俺もビニールシートに潜り込んでいるのだった。
夜は「戎」北口店で一杯。
酔っていても、枕元にはガンベルトを置くように心掛ける。
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