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■ 11月19日(月)・2007
November 19, 2007 10:23 AM


 五年ぶりに、新しいジャンパー(ブルゾン?パーカ?)を買うために、吉祥寺へ。
俺なりに幾つかの条件がある。
色は黒か、ブラウンか、濃いグレイか、カーキ色。
ピカピカした素材は嫌い。
まあ、ここらへんは、同じ趣味の人はわりといるだろう。
しかし、それ以外に、他の人にはどうでもいいような偏ったこだわりが俺にはある。


例えば、
あれ、何と呼べばいいんだろう?ほら、肩に付いているピロピロした布。
あのピロピロ部分って、何の役に立っているのか解らん。
むしろ、俺には邪魔で仕方ない。
ショルダーバックをかけたりすると、その重み(本がいっぱい詰まっていることが多いからな)で、ボタンが取れてしまい、
ピロピロがヘラヘラになり、退化して飛べない羽みたいでみっともないよ。
だから、俺は、肩にピロピロが付いていないものを選ぶ。
せめて、留めているのがボタンでなく、スナップタイプのもの。これがギリギリ。


あと、ポケットが斜めのものは好きでない。
うっかり財布を落としてしまいそうで、不安で仕方ないのだ。
実際に、十年前に落とした苦い体験がある。中に八万円も入ってたよん。
かなり泥酔してたけどね。
ポケットは真っ直ぐにすべし、って法律で定めてくれりゃいいのに。
斜めにして、どんなメリットがあるんだろ?
そうそう、こないだ、ひょんなことから、腰にガンベルトを巻く機会があった。
あれ、銃を収めるポケットが斜めのものは、早撃ち仕様だと知った。
じゃ、ジャンパーのポケットもそういう機能なのかい?
シェーンみたいに0.6秒で財布を出せるって、
それ、誰が、どういうふうに嬉しいんだよ。
というわけで、ポケットは真っ直ぐなものが望ましい。


フードも付いていない方がいい。それか、着脱可能のもの。
今まで、フードを使った覚えって、ほとんどないもの。
それに、特に嫌なのが、縁に何やら茶色い毛があしらっているやつ。
あれも、何の役に立ってるのか解らん。
目や鼻や耳に入ってきて、くすぐったいし、時々、痛いし。
古くなってくると、いろんなものが付着して、ベトベトと硬くなり、
何だか、飽きてきた頃の綿飴みたいで気持ち悪い。
あの毛はいらんよ。どうせ、人工毛だろっ。


以上の他にも三つ四つ、この手の条件があるので、
買い物にわりと時間がかかった。
でも、ようやく、好みに叶ったものを見つけて購入。
肩のピロピロはスナップ留めだし、ポケットは真っ直ぐだし、フードは着脱可能。
よしっ、これで、5年間は大丈夫だい。


 16日の当報告書に誤記があったので、訂正いたします。
「ゴースト・フライト」の著者は、D・R・クーンツではなく、
ウィリアム・カッツでありました。失礼いたしました。
指摘してくれたのは、翻訳家の白石朗さん。ありがとさんです。
この人、ワセダミステリ時代の俺の同期。昔っから、本の鬼って感じだったな。
どうか、翻訳ミステリ世界を支え続けてください。OB会でお会いしましょう。


 晩飯。タンメン鍋。これ、美味かったなー。近いうち、レシピを記すとしよう。



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