本格ミステリの傾き者、推理作家 [霞流一 探偵小説事務所]
■ 11月9日(金)・2007
November 9, 2007 2:44 PM
ようやく雪密室テーマ短編(120枚は中編?)「堕ちた天狗」が完成して、すぐさま、講談社「メフィスト」の編集さんに送信する。
ホッと大きくため息をつく。
そんな脱力状態のところに早川書房から電話。
編集のマイキーKさんから嬉しいお知らせを賜る。
拙作「夕陽はかえる」の重版が決まったそうな。
バンザーイ! 疲れが吹っ飛んだぞー。
読者の皆様、応援してくださった皆様、関係者の皆様、心より御礼申し上げます。
ああ、苦労して新しいトライに挑んだ甲斐があった。
そうそう、友人・知人からも、
「あんたの小説を読んで、初めて面白いと思ったよ」
という、複雑にありがたいメールや手紙を多く貰っていたんだよな。
ああいう変な小説を面白がってくれる人ってわりといるらしい。不思議な形で、読者層が広がっているようだ、素直に嬉しい。
それにしても増刷というのは久しぶりだなー。
もしかして、「スティームタイガーの死走」以来かもしれない。
そう、あの時、増刷がかかり歓喜していたら、
その三ヵ月後、版元のケイブン社、倒産したんだっけ。
帯のコピー「機関車消失!」を「出版社消失!」に変えるよう進言したくなったけど、
それどころか、俺の「印税消失!」になってしまい、意気消沈だったよ。
くれぐれも、これがジンクスじゃありませんように。
早川書房さんの無事を切に祈る俺なのであった。
晩飯。ホウトウ鍋。キューリの酢の物コリアン風。
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