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■ 5月4日(日)・2008
May 4, 2008 10:58 AM


 以前にも書いたかもしれんけど、
基本的に、日曜日は酒を口にしない、いわゆる休肝日。
仕事も休みにしているので、
労働していない日なんだから、ごほうびのお酒は無し、
という理屈だ。
そんなライトな飴とムチの掟によって、健康を保っている。


でも、酒好きの俺としては、時々、飲みたくて苦しくて、たまらんことがある、
本日の夕刻あたり、そうなった。
で、そんな時のために取っておいた「酒とつまみ」という雑誌をめくる。
普通、このほとんど同人誌のような雑誌を読んだら、かえって無性に飲みたくなる。
それくらい酒好きのツボを突いた内容。
だが、しかし、年に一度、「酒バカ大賞」の特集号があるのだ。
俺が本日、手にした第10号がまさにそれ。


「酒バカ大賞」とは、その年にマスメディアで実際に報道された、酔漢による珍事件の最高峰のこと。
編集部による審査会議で勝手に決定される。
そう、ここにノミネートされた数々の酔っ払いの醜態を読めば、
酒への飢餓感が薄れるというわけ。
で、俺はむさぼるようにページをめくる。
あるよあるよ、凄いのがあるよ。


「葬儀会社の社員が酔っ払って、霊柩車でバーに乗りつける」


「酔っ払いの鳶職人が隅田川の尾竹橋のアーチ(高さ15メートル)を歩き回る」


「警官が酔っ払って、バス停で寝込み、手錠も警棒も制服も無くす」


他にもいろいろとあって、いやはや嫌だね、酔っ払いは。
で、グランプリに輝いたのは、


「大分県の市議会議員が、ニュージーランドの姉妹都市へ公式訪問に向かう機内で、泥酔い。乗り継ぎのソウル空港では、車椅子で運ばれるほど。結局、搭乗拒否され、帰国」


ああ、車椅子、もったいない・・・。台車で充分だろ。
こんなふうな記事、あれこれ読んでたら、
笑っちまって、喉かわいちゃって、
かえってビール飲みたくなっちゃったじゃんかよっ!(←誰に怒ってる?)


 昼。家内の友人が来訪し、番犬ハチ君と遊んでくれた。
ハチ君、大喜び。
基本的に、ハチ君は来客が大好き。
でも、その嬉しさを、いささか凶暴的に表現するので、
たいてい、恐れられてしまう。
その人、犬を飼ったことないのに、平然とハチ君を手懐けてしまった。
一種の才能かもしれない。大したものである。
ハチ君の目が、また来てくれよ、と語っていた。


 晩飯。サンマの干物、ワカメの味噌汁、チクワとコンニャクの煮付けなど、ご飯のすすむメニューをあつらえてもらう。酒、飲まない日だからね。



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