本格ミステリの傾き者、推理作家 [霞流一 探偵小説事務所]
■ 6月16日(月)・2008
June 16, 2008 10:01 AM
朝、いつものように、番犬ハチ君と散歩してたら、
公園の茂みに、
白い風船が引っ掛かっていた。
風船の表面には、
どう見ても幼児と思われる拙い字で、
「おじいちゃん2ごう」
と黒マジックで記されている。
いったい、何だろう?
俺なりに推理してみた。
おそらく、その子の家には、徘徊癖のあるお爺ちゃんがいて、
よく行方不明になる。
それで、すぐに見つかるようにと、
目印として、白い風船をお爺ちゃんにくくりつけたのである。
また、家には父方と母方と、二人のお爺ちゃんがいて、
二人とも、徘徊の癖がある。
だから、「おじいちゃん2ごう」。
当然、もう一人には「1ごう」の風船をくくりつけられているのだ。
で、この巧緻なる論理的推理を進めると、次の結論に達する。
茂みに風船が引っ掛かっているのは、
近くに、お爺ちゃん(2号)が倒れているから。
俺は近辺を探索したよ。
潅木の陰なんかにも捜査の目をやった。
ハチ君にも警察犬のように協力してもらった。
けれど、お爺ちゃんの姿はどこにも見当たらなかった。
ひとまず、ホッとして、その場を去った。
まあ、池の中までは探す暇がなかったけどね。
今朝(6月17日・火曜日)の日経新聞に、
創立50周年を迎えたワセダミステリクラブの記事が掲載されている。
かなりの大きな扱いで、嬉しく、また、誇らしくもある。
取材に応じてくださったミステリ評論家・三橋暁さん、
ご苦労様でした。ありがとうございました。
晩飯。肉じゃが。パリキャベツ(タレは、三杯酢+めんつゆ+胡麻油+トーバンジャン)。
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