本格ミステリの傾き者、推理作家 [霞流一 探偵小説事務所]
ああ、自宅で、快楽亭ブラック師匠の高座を観賞できる日が来るとは、
ホント、生きててよかった!
DVDその名も「不敬罪」を購入したんだよ。
演目は、
「オナニー指南」
「オマン公社」
「イメクラ五人廻し」
の豪華三本立て。どれもこれも、お気に入りのスグレモノだ。
いずれも、何度も毒演会に足を運んで拝見したり、CD全集で拝聴しているが、
まったく飽きがこない。
まるで、稽古を付けてもらったように、時に、ふと、部分的にそらんじたりして、
自宅ならまだしも、うっかり、外でブツブツ言ってると、
内容が内容だけに、世間様の目がスリリングであったりする。
さて、宅急便で届いたばかりのDVDを、
仕事の合間に観賞。どれから観ようかな、「オマン公社」かな、
いや、やはり収録順に従い、「オマン公社」は後にして、
まずは「オナニー指南」から。ワクワク。
これ、タイトルの示す通り、
古典「あくび指南」をもとにしたオナニーバージョン。
正月興行の収録映像で、ブラック師匠は三番叟の衣装でとっても華やか。
いきなり縁起がいいわいわい。
めでたい年の初めっから、「オナニー指南」とはセレクトも粋だね、ヨッ!
師匠はいつもながらサービス、マン点。
DVDに収録するとあって、オカズも増量と見たね。
せんずり、の語源のネタなど、初めて拝聴。
昔、奈良の大仏様が建立されて長い年月が経つので、
汚れがひどい。
そこで、千人がかりで大仏様をお掃除。
股間を千人で磨いていると、
大仏様の巨大な御柱が勃起し、
千人の職人さんたちが宙吊りに。
それで、せんずり、というらしい。
いやあ、勉強になったね。
来月の期末試験に絶対出るぞ、中学生、要チェック!
「オナニー指南」をたっぷり楽しませていただき、
続いて、「オマン公社」を観賞しようと思うものの、
いやはや、いっぺんにそんなに、もったいない。
ここはぐっとガマンの子で「オマン公社」はまた後日にと、死ぬほど強い意志でスイッチをオフにする。
ああ、その日が待ち遠しいぞ「オマン公社」、
俺、どこまで、ガマン子でいられるか、「オマン公社」の誘惑が強すぎるぜ。
こういう日は、仕事にもズボッと百マン馬力が入り、
朝の十時から、夜の九時半まで働いちまったぜ(もちろん「オナニー指南」観賞の時間を除くっ)。
夜は、「戎」北口店で一杯、疲れを癒し、頭ん壷中は「オマン公社」のことでマン杯。
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