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■ 7月15日(火)・2008
July 15, 2008 12:52 PM


 久しぶりに昼飯を外で食う。
外って言っても町内だけどね。
めったに町を出ない、俺は江戸時代の人のような毎日を送っている。
で、赴いたのはラーメン屋「桂亭」。
ここの、つけ麺が大の気に入りなのだ。


カウンターでつけ麺をすすりながら、
ふと、窓の外を見る。
通りを挟んだ向かいに、ちょいと洒落たレストランがある。
その店は、ワンテーブルだけ、オープンカフェになっていた。


そこに、ルイ・アームストロングみたいな、黒人のオッサンが
コーヒーか何かドリンクを飲んで、御機嫌な様子。
サングラスに、小型のヘッドフォン、
首と肩を揺らしてリズムとっている。
絵に描いたような、映画やCMみたいな光景。


ああ、そういえば、三年くらい前、
わが町は、大雨で川が氾濫して、
「東京のニューオリンズ」って呼ばれたんだっけ。
妙に納得してしまった。


「欲望という名の電車」はニューオリンズが舞台。
ドラマが展開する家は「極楽通り」というストリートに面している。
作者のテネシー・ウィリアムズが執筆していた仕事場は、この「極楽通り」にあった。
ふふふふ、
我が西荻にも、あるぞ。極楽通り。
あの世の案内人(実際に御自分も案内した)丹波哲郎氏の屋敷に面したストリート、
ここは「丹波通り」と呼ばれているのだ。


ああ、やはり、わが町は東京のニューオリンズなのだなぁ。
この際、
オラも、ジャズ、やるべぇ。
(↑映画「スウィング・ガールズ」の上野樹里ふうに)


 晩飯。今だからこそ、魚屋へGO! ヒラメのエンガワ。シメサバ。
冷やしタヌキ豆腐・温泉卵入り。ゆでオクラの梅マヨあえ。



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