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■ 7月20日(日)・2008
July 20, 2008 9:50 AM


 例の、トラブルの続編。
老舗の一流フルーツ店のこと、
そう、
礼状と悔やみ状を取り違えた名店である。
(当報告書・7/16・参照)


名店さんが、うちの母親のもとへ侘びに訪れたらしい。
一応、粗品なんかを持って。
しかし、
その店員、自分の名刺を出さなかった。
持ってこなかった、というのだ。
おい、自分が何者であり、会社のいかなる立場なのか、
きちっと明示する、
それ、社会人として、最低限の礼儀だろ。


名刺、忘れたのなら、
せめて、「失礼とは存じますが」と、
その場で、名前と部署を記したメモを渡すべきだろが。
んなことも、しようとしなかったらしい。


それに、
このこと、俺、母親からの電話で知った。
こういう場合、
まず、店は、送り主であるうちに、
「(送り先に)謝罪にうかがうつもりです。そういうのは却ってご迷惑でしょうか?」
と伺いの電話を寄越すのが、仕事の段取りだよ。
先方にも、うちにも、気を使わせやがって。
いかに相手に気を使わせないように、気を使うのが、本当の気づかいであることを知らないのかね。


こうみえても、俺も家内も、長く会社務めをやってきて、
トラブルの処理と謝罪に関して多くの経験がある。
何も、机上の空論と、激情の意見でこう記しているのではない。
実践論を述べているのだ。


ったく、老舗の高級フルーツ店は、殿様商売なのかね。
船場吉兆をちょいと連想したよ。
たまに、こうした高級店に接するのも、
うちのような下層階級にとっては、刺激的なアトラクションみたいなもんかもしれん、
って、入園料が高い、痛い、ってば。


ああ、このフルーツ・ポン痴が、
この上、
もう一方の送り先(恩師のAさん)に、
何か失礼をやらかさなきゃよいが。
うちも、あわてて、前以て、
お送り先に、こうした経緯を連絡しましたよ。
ほんと、フルーツポン痴には、ヒヤヒヤさせられる、ああ。


 晩飯。カシミールカレー、野菜を硬めにしてもらう、この歯応えが激辛味にフィットするのだ。マカロニサラダ。



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