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■ 7月21日(月)・2008
July 21, 2008 9:33 AM


 んで、昨日に続いて、
また、
老舗の名店、あのフルーツ屋の件だ。


やはり、うちの恩師Aさんのとこに、
フルーツ店の社員が謝罪に赴いたようだ。
それはそれで、ご苦労さん、なのだが、
むやみに気をつかわせるんじゃないったら。
たいてい、こういう場合、
謝罪行脚しないと、自分の気がすまない、って、
懸命で誠実な自分を思い描いて、酔ってるものなのだ。
自分の気よりも、まず、他人様の気だろがっ。


ホント、
前以て、俺んちに、
「(先方様へ)お詫びにうかがいたのですが、却って、ご迷惑になりますでしょうか?」
と、一言、電話でいいから、相談してくれよ。


じゃ、この名店は、どういう善後策をとればよかったか?
一つの模範解答はこうだ。
まず、
先方様に、お詫びの手紙と粗品を送った上で、
すぐに、
その由を電話で伝え、謝罪の言葉を述べる。
これが基本だ。
直接、お詫びに伺うかどうかは、その時の話の流れを読み取ってから決める。
商売と人間関係はナマモノなんだからな。


そうそう、
で、この名店が何をしたかったのか、というと、
取り違えたカードを回収し、
本来の相手先に届けることだったらしい。


あのな、
贈り物とカードが届いて、既に五日、経っているんだよ。
無縁の死亡のお悔やみ状なんて、縁起でもないもの、
「破棄してください」と、
とっくに、うちが先方様に告げておるに決まっているだろが。


ったく、ホント、つくづく、フルーツ・ポン痴な名店だ。
あ、そういや、
今回の件で、ヒヤヒヤさせられ、精神的負担を強いられたうちには、
粗品も謝罪行脚も無かったな。
んなもん、いらんけどな。
だが、電話で、一言、その意志を告げてくるべきだと思うが。
当然、うちは丁重にお断りするけどな。
いやはや、この名店と付き合うことは、おそらく、今後あるまい。


 ジャーマンポテト。枝豆。冷やしタヌキ豆腐・温泉卵入り。



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