本格ミステリの傾き者、推理作家 [霞流一 探偵小説事務所]
テレ東「アド街ック天国」の特集は、「奥多摩」。
いやはや、懐かしい、氷川キャンプ場が登場したよ。
ここは、
二十年くらい前まで、ワセダミステリの同世代OBの有志で
毎夏、合宿をしていた。
合宿って、何をするかというと、
二泊三日のあいだ、
ただ、ひたすら、酒をくらい、宴会を続けるだけ。
いやー、楽しかったなー。
それにしても、久しぶりに「アド街」で見た、
このキャンプ場、実に健全な光景であったよ。
なんせ、
血色のいい少年たちが、カヌー教室で汗を流しているんだから。
二十年前、同じ川で俺らは、
「酒霊のはらわた」という自主映画のロケのため、
アル中の殺人鬼が水面からケツを出して出現するってシーンを
撮影してたとは、
健全な少年たちは知るまい。
まあ、これなんぞは、まだ建設的な活動である。
あと、酒をくらいながら、何をやっていたかといえば、
バンガローで、芸能大会。
合宿参加者、十数名全員が宴会芸を競い、互いに点数をつけ、
その年の栄えある(?)優勝者を決定する。
どんな芸が披露されたか、ほんの数例をあげると、たとえば、
フルフェイスのヘルメットに全裸で、バンガローを飛び出し、森林を徘徊する「ストリーキング・ライダー」
ケツにブルーのビニールテープで模様を描き、ブルーの浮き輪の穴から、そのケツを出す「青いヒマワリ」
パンツいっちょうで、牛乳をパンツの中に流し込む「ヒャラリー!股から牛乳!」
全裸で、長いペニスケースを股間にかぶせ、その先っぽから花火を打ち上げる「ニューギニア高地人ご乱心」
外から、バンガローのガラス窓に全裸で張り付く「人間標本」
といったふうなのが、次々と展開されたわけだ。
およそ十年にわたり、毎年、夏。
なので、その総数、かるーく100芸は超えていたろう。
今じゃ、キャンプファイヤーを囲みながら、
管理人のお爺さんが子供たちに怪談として語り伝えているかもしれない。
実演してたりして!
晩飯。大根の葉っぱを細切れにして米と一緒に、めんつゆで炊いたら、すげえ美味かった。マグロ豆腐。冷やしトマト。ワカメとミョーガとキューリの酢の物。温泉卵。
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もしかしたら、当HPのバージョンアップの工事をする可能性があり、
その期間、
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ご了承くださいませ。
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