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■ 8月28日(木)・2008
August 28, 2008 11:24 AM


 毎年、誕生月(五月)に健康診断を受けている。
無料で。とても助かっていた。
厚労省指導のシステムで、区が受診費を負担してくれるからだ。


ところが、今年から、医療制度の改変に伴い、
俺の場合、受けられなくなった。
区の健保に入っていないからである。
俺は、作家やイラスレーターなどフリー系労働者専用の健保に所属。
昨年までは、それでも、区の健康診断を受けることが出来たのに。
はじかれてしまった。


ちょうど、この日、行きつけの心療内科でカウンセリングを受けていて、
先生がこの話について、いろいろと教えてくれた。


要するに、厚労省が予算をケチっているのである。
そして、
多くの市や区の無料健康診断は、内容の削減を指導されたらしい。
今までは、血液検査、検便、検尿、胸部レントゲン、聴覚と咽頭の検診といったメニューだったけど、
今じゃ、血液検査を含め、たった二項目くらいだという。


で、それに代わって、
厚労省が強くプッシュするメニューが、
腹回りを巻尺で計測する、「メタボ検診」、だとさ。
腹を巻尺で計るだけなんて、ガキじゃねえんだから、自分で出来るばい。
んなもんより、
もっともっと大事なこと、あっだろ!
ナメとんのかっ!


要するに、健康診断は、各自、勝手にやりなさい、って厚労省の姿勢。
そして、
それに乗じて、儲けを企む病院が急増しているという。
な、なんと、
70万円、
の健康診断があるんだって。
んなの、俺らの懐にとっちゃ、健康どころか、命取りだぜ。


で、そういう健康診断を行う病院には、
駐車場が無い。
なぜって、
ハイヤーで送り迎えしてくれるんだってさ。
おいっ、そんなの、健康とまったくの真逆じゃんかよっ。
歩けったら!
こんなところにも格差社会が生まれてきているのだ。


 晩飯。ジャーマンポテト。マグロ刺身。キューリとミョーガの酢の物。



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