本格ミステリの傾き者、推理作家 [霞流一 探偵小説事務所]
■ 8月29日(金)・2008
August 29, 2008 10:02 AM
昼飯を食いに行く途中、
気になる老人とすれ違った。
そのお爺ちゃん、スロー再生のペンギンみたいな覚束ない足取りで、
ペタリペタリ、どうにかこうにか歩行している。
そして、どこかの警備員の制服を着ていた。
ど、どこを警備しているの?
それより、誰か、このお爺ちゃんを警備してあげて。
お年寄りの人って、時として、とってもスパイシーだよね。
こないだ、岡山の叔父貴の葬式の際にも、
そんなシーンに遭遇したよ、ラッキー・オア・アンラッキー?
火葬場に向かう道程で、
霊柩車のスピードがやたらとのろい。
何か前でつっかえているようだ。
見たら、どこかの爺さんの車が走っていた。かなりの高齢。
ばっちし貼ってあるよ、枯葉(落ち葉)マーク。
で、20キロから30キロくらいの、超模範的な安全運転してる。
うーん、何やら風流なシーンだ。
棺桶に片足つっこんでいる爺さんの車、
その後を追う、
棺桶に全身入れたホトケさんの車。
枯葉マークと霊柩車のカーチェイスだ!
いやはや、その爺さん、生きた心地がしなかったろうね。
すぐ後ろに、まさにお迎えが迫ってるんだから。
晩飯。ゆでトウモロコシ。冷奴。キューリとワカメの酢の物。惣菜の鶏唐揚げ。冷やしトマト。
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