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■ 9月21日(日)・2008
September 21, 2008 10:21 AM


 断続的に雨降り。しまりのない天気。外出する気になれん。
なので、家にこもり、
ちょいと長めの某映画をビデオ鑑賞。
かれこれ二十年ぶりくらいの再見だ。


途中で、
「INTERMISSION」
休憩、の表示が出た。
おおっ、映画館で観た時も、そうだったもんな。
最近、INTERMISSIONの入る映画って、あったっけな?
なんだか懐かしくて、内容以上に嬉しくなってしまった。
別に行きたくないけど、トイレに行ったよ。


けど、ちょいと考えてみたら、
ビデオなんだから、いつでも好きな時に、ストップできるんだよな。
それでも、INTERMISSIONシーン、カットせずに、
表示する律儀さというか、見方によっては、強権発動というか、
いや、これはサービス、
一種のプレイを提供してくれたのだろう。素直に感謝しとく。


こういう奴がいた。
「風と共に去りぬ」のリバイバル上映の際、
やはり大作なので、INTERMISSIONが入る。
スカーレット・オハラ(ビビアン・リー)が
「どんなことをしても、私は生き抜きます」と力強く天に誓い、
夕陽が差して、あの勇壮なテーマ曲が奏でられる名シーンだ。
これで、件の奴、ジ・エンドだと思って、帰っちゃった。
けど、感動したーとホザいていた。幸せな奴。
ホントに長く長く生き抜くだろう。


「病院狂時代」ってコメディ映画、これ大胆なことしてくれる。
上映一時間くらいで、
ラストのスタッフ・キャストのローリングタイトルが上がってくるのだ。
主演の男が何やら感動的に道を歩いているシーン。
そして、
んな早いジ・エンドなわけねえだろっと、
観客の無言のツッコミをちゃんと受けて、
ローリングタイトルはスルスルと逆戻りして、下りて、
話は続くのだ。
だいたい、どの手の映画か解るね。好きな人はどうぞ。


 ああ、巨人、ようやく同率首位。何であれ、嬉しい。


 晩飯。野菜尽くしのメニューを作ってもらう。
カブのスープ。ジャガイモのグラタン。オクラ・トマト・キューリのサラダ。



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