本格ミステリの傾き者、推理作家 [霞流一 探偵小説事務所]
犬の話題。
午前中、街道沿いのスーパーへ行くついでに、
隣町の大型ペットショップを覗いてみる。
子犬クンがいっぱいいて、何時間いても飽きないだろうな。
グッズ売り場に行くと、新製品がいろいろ。
雨天の散歩用のリードなんてのがあった。
リードの先近く(要するに首輪に近い位置)に、
小さな傘が付いているのだ。
ワンちゃんが雨に当たらないように。
うーん、うちの番犬ハチ君なら、
んなもん鬱陶しいわい、とテンカウント以内で破壊するだろうな、確実に。
夕刻、自転車こいでたら、
前方に、犬を連れた爺さんがいる。
引退してだいぶ経つ漁師って感じの爺さん(あくまでも、あっしのイメージです。西荻に海岸、無いし)。
連れているのは小型犬のプードル。ちっちゃなリボンを二つ、付けちゃってる。
飼い主と犬、ミスマッチ感に頬がゆるんでくる、
のは、いいんだけどさ、
ねえ、爺さん、犬は歩道の内側を歩かせた方がいいと思うよ。
いきなり、車道に出てきたりしたら危ないからさ。
と思ってたら、
俺が自転車で脇を通ろうとした時、
爺さん、肛門がゆるんでるんだろうね、
ドゥロロロー、ドゥロロー、って、
ガソリン切れのエンジンみたいな音で、オナラを放つ。
ワンちゃん、匂いを学習済みなんだろうな、車道へと避難。
俺、あわててハンドル切ったさ。
爺さん、ホント、気を付けてね。
それに比べ、
犬の扱いがもう達人レベルの爺さんが近所にいる。
朝、散歩でよく出会い、挨拶を交わす。
その爺さん、
連れているのは大型犬のボルゾイ。背丈はセントバーナードより高いのだ。
そして、さらに、もう一匹、
ミニチュアダックスフンドも連れている。
鵜飼いのように、器用にリードを操るのである。
しかーも、爺さん、杖をついているんだよ。
俺は、密かに、犬仙人とお呼びして、尊敬している。
そして、自分も達人への道を目指そうと努めるのだった。
「おい、達人、背中かいてくれ」
晩飯。初の秋サンマ、カボスをサービスしてくれる、美味かったなぁ。
冷奴。カブとミョーガの酢の物。茹でオクラのマヨあえ。
http://www.kurenaimon.com/mt/mt-tb.cgi/6964