酔狂に猛走する、ユーモア本格ミステリの傾き者、推理作家・霞流一の公式サイト、「探偵小説事務所」へようこそ!



■ 10月22日(水)・2008
October 22, 2008 10:19 AM


 新聞で知ったのだが、
今、“野宿”がちょっとしたブームらしい。
ホームレスではない。
住まいがありながら、時々、夜空を仰いで眠る愛好家たち。
サークルもある。
都内の公園などで活動しているようだ。
プチなキャンプってとこか。


で、朝、善福寺公園を番犬ハチ君と散歩してたら、
目撃したよ。
野宿マニアの男二人。
ちょうど寝袋から出たばかりのようだ。
一人がバーナーで朝食を作っている。
カレースープのいい匂いが漂っていた。


考えてみりゃ、俺の周りにも、
野宿の体験者が結構いるわな。


わが師・玉井次郎氏は韓国を一人旅した際にホテルを予約していたのにわざわざ公園のベンチで夜を明かしたし、
評論家・杉江松恋氏は帰路の途中、わざわざ自宅近くのアパートの敷地で熟睡したとブログで語っていたし、
翻訳家・村上和久氏は、赤羽~川口を往復の途中、断続的に野宿したようだし、これはまあ氏のもうひとつの顔であるミリタリー研究者としての軍事訓練の一環だったのかもしれない。


いずれも共通するのは、
無意識であったことと、
加えて、直前まで飲酒していたことと聞く。
そういうものらしい。


あ、俺もあったよ。30年前。
場所は神宮球場の入り口近く。
早慶戦を観るために泊り込んだんだっけな。
途中からやっぱし意識が無い。
朝、目覚めたら、
なぜか、ズボンが前後逆で、ケツのチャックが開いていて、
また、背中に火傷の火ぶくれがあった。


いったい、何があったんだろう。さっぱり覚えてない。
とんでもないことをやらかしたんだろか?
でも、まあ、放火であれ焼殺であれ、とっくに時効だわな。
切り替え、切り替え!


 晩飯。石狩鍋(醤油味)、ポイントはふかしたジャガイモと、皮をあぶったシャケ。
タコの刺身。



 [ このエントリーのトラックバックURL]
http://www.kurenaimon.com/mt/mt-tb.cgi/7007