本格ミステリの傾き者、推理作家 [霞流一 探偵小説事務所]
■ 10月30日(木)・2008
October 30, 2008 11:12 AM
新作「ロング・ドッグ・バイ」のゲラに取り組む毎日。
同時進行で、次の書下ろしのプロット作りも。
その合間を縫って、読書の秋。
積み残した今年の新刊本の山から、
気になるものをチョイスしてコツコツ読む。
吉祥寺図書館から、
予約していた本の順番が回ってきたと連絡あり。
すっかり忘れてたよ。
だって、予約したの半年前だもの。
しかし、ありがたい。いいタイミングだ。
さっそく借りに行ったよ。
その道すがら、
若い女性二人とすれ違いざま、
耳に入ってきた会話の断片、かなり気になる。
「・・・ええっ、すごーい」
「そう、すごいの、あの人。ベッドの底が抜けちゃうの・・・」
お、おいおい、それって何、やっぱりナニか・・・、
追いかけて続きを聞きたい衝動をかろうじて抑えたよ。
帰り道。
道路工事の現場、交通整理で旗を振ってるオッサン(60過ぎくらい)、
ヒマなんだろうね、
トランシーバーで、
「いま、自転車に乗った得体の知れない男が通過。そちらへ向かいました。どうぞ」
と、次の区画の旗振りにどうでもいい連絡が、
すれ違いざま、耳に入った。
俺のことらしい、得体の知れない男、どうぞ。
秋深し となりは何をする人ぞ
夜は、「戎(えびす)」北口店で一杯。
寒かったせいだろう、既に煮込みは売り切れだった。
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