恵みの雨である。
しかも、寒い。
むやみに外出しようという気にならない。

おかげで、引き篭もりフルスロットル！
仕事に集中できる、ってわけさ。なので、恵みの雨。
新作「ロング・ドッグ・バイ」
の著者校正にがっぷり取り組んでる。
一通り終えたけど、念の為、頭から尻尾まで一気通貫にチェーック！
おっと、夢中になってたら、締切、明日やんけけけっ。

ここは、迷わず、素直に、男らしく、堂々と（←すんなっ）
ゴメンナサイの執行猶予の嘆願メール。
結果、一日、延ばしていただく。
編集Ｍさんに感謝感謝、ああ、菩薩様、拝んじゃいました。

こういう時、安堵のあまり、つい外出しちゃったりすんだけど、
雨のおかげで、気持ちはシャーットアウト！
やはり、恵みの雨である。

考えてみたら、この日、
朝、番犬ハチ君の散歩でしか家から出てない。
そして、家人と喋る以外は人間と話してない。

さらに考えてみたら、
普段の俺の生活自体、世間様とあんまり口をきいてない。
総じて、話す相手は、ハチ君を始め、町内のワンコばっかしだ。

「よっ、ヤマト君（柴犬）、吠えっぷり、イケてるぜ」
「コテルちゃん（パビヨン系雑種）、おはよっ」
「レイラちゃん（イタリアングレイハウド）、おとなしいな、何かあったの？」
「やあ、リュウ君（シベリアンハスキー）、日向ぼっこ、落ちんなよ（←二階の窓際）」
「うわっ、レン君（同上）、ハチ君と一戦やる気、血ぃみるべ」
「アッシュ君（ミニチュアダックス）、ちっちゃいのに番犬、ご苦労」
「ハナちゃん（柴犬）、最近、うちのハチ君につれないねぇ」
「おお、レジーちゃん（ボルゾイ）、相変わらずデカイ、来年は５メートルか」
「ルパン君（プードル）、飼い主さんのケイタイ狙ってるね。叩き落としてあげよか」
「リノ君（ダックスフント）、また脱走かい、でもいつも半径三メートル、偉いね」
・・・・・・

と、まあ、他にもいろんなワンコと一方的に話してる。
でも、ちゃんと、元気よく声出してるんたぜ。礼儀正しいだろ。

最近は、善福寺池のカモにも話しかける。
毎日、違う名前で呼んだり。

なぜか、人はあんまり俺に近付いてこないけど。

それで、また、おかげで、仕事に集中できるのさ。
「ロング・ドッグ・バイ」は、
理論社より、来年３月、刊行予定！
よろしくね、ワンコもカモ君も、あ、人も。

　晩飯。豚肉・ホウレン草の常世鍋。