本格ミステリの傾き者、推理作家 [霞流一 探偵小説事務所]
昨晩、中央線で飛込みがあって、
電車が不通になったため、
家内は私鉄やバスを乗り継いで、遠回りして、やっとこさ帰宅。
それにしても、最近、この手の事故が多い。
今のご時勢、
ストレスが着実に蔓延しているのだ。
気をつけねば。
朝、心療内科に行き、
いつもの薬を処方してもらう。
俺の場合、昔の後遺症のアフターケアなので、
カウンセリングもほんの数分で済む。
で、驚いたのは、この医院にかれこれ十二年ほど通っているが、
4月から、完全予約制になるということ。
患者さんが増えすぎたからである。
先生のお顔がちょっとお疲れ気味であった。
すぐ身近にも、ストレスの波が押し寄せている。
痛感するのだった。
そうしたタイミングで、
午後、外出したところ、
ちょいと仕事上のアクシデントに遭遇。
気持ちが幾ばくか陥没す。
なんだか、「男道 清原和博」(幻冬舎刊)の後段みたいな気分で、
雨の中をトボトボと歩き、頭ん中で、やはり「とんぼ」がリフレインしていた。
ストレスである。
こりゃいかんと思い、
気持ちを切り替えようと、帰路の途中、古本屋に入る。
なんで古本屋、ってツッコミはさておき、とにかく、そういうものなのである。同類の人、俺の周囲には多いはずだし。
で、映画本の棚で、
黒沢清監督のエッセイ集「映像のカリスマ」(フィルムアート社)を見つけ、
800円だったので、
おお、やったーと思い、迷わず購入。
少し気分が晴れる。
そういうものなのである。
さらに、帰宅すると、
アマゾンから予約しておいたDVDが届いていた。
トビー・フーパー監督作品「悪魔の沼」。
完全に気分が晴れた。そういうものなのである。
そういえば、昔、会社員時代、激しく気分が陥没する日があって、
ふと、衝動的に、映画館に入った。
「悪魔のいけにえ2」の初日初回であった。
そして、なんと、
トビー・フーパー監督御大が舞台挨拶してくれるではないか。
しかも、チェーンソーを振り回すパフォーマンスも披露。
あの時、あれで救われたのである。
そうか、どうやら、因果のシステムなのだろう。
心が脆くなった時、
トビー・フーパー様が現れてくださるのだ。
そういうものなのである。
合言葉は、
「いつも心にチェーンソーを」
よしっ、忘れないでおこう。
で、夜、上述の古本屋で買った「映像のカリスマ」を拾い読みしていた。
すると、
まるまる一章、
トビー・フーパーへと至る道について、
語られているではないか。
そういうものなのである、やはり。
晩飯。鳥つくねの団子鍋。仕上げはうどん。
あ、日が変わってますね。
1月31日ですね。
家内どの、お誕生日、おめでとうございます。
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