ニュースではわりと大きく取り上げられていたね。
ＪＲ・王子駅（東京都北区）のトイレの汚水が、
すぐ近くの石神井川に垂れ流しになっていた。
それも、

４０年間も、ずーっと！

原因は、工事のミス。
トイレの排水管が、
下水管ではなく、
雨水管に間違って繋がれていたという。

昔から、駅周辺が「臭い、臭い」と住民から苦情が出ていた。
俺、同じく北区の赤羽の小学校に通っていたから、
社会科見学で王子に行ったことがある。
製紙工場とか区役所があるからね。

確かに、駅の近辺、臭かったの覚えているよ。
１１歳の時だった。
そのメモリーが鮮やかに蘇り、
長年の謎がついに解けた、って感慨深い。
さながら、トマス・Ｈ・クックのミステリの叙情（←どこがだっ）。

でさ、王子といえば、
落語の「王子の狐」。

いいかい、よくあるよね、
狐狸の類に化かされた話で、
お風呂に入らせてもらったと思っていたら、
ふと、気付くと、
そこは、肥溜めだった、って。

そして、
「王子の狐」
のサゲ（オチ）も、
「そんなもん、食っちゃいけないよ、糞かもしれない」

王子という土地、その宿命、
いろいろと辻褄があっている。
またも、因果のシステムを確認するのだった。

　晩飯、初ものだよ、タケノコ！　タケノコご飯、タケノコの土佐煮。
豆腐とワカメの酢の物。