本格ミステリの傾き者、推理作家 [霞流一 探偵小説事務所]
また、夜の12時過ぎても起きてたもん(←大晦日の小学生かよっ)。
もちろん、ケータイ小説とテレビがコラボした、
NHKのドラマ、
「探偵Xからの挑戦状」
を観るためさ。
今回は、
白峰良介さんの「赤目荘の惨劇」
フーダニット(犯人当て)のお手本のような妙技に感服。
伏線とロジックが綺麗に呼応。
しかも、
大胆なトリックをさりげなく使っているところが心憎い。
俺だったら、どうだっ!って、大見得きっちゃうけど、
白峰さんのようなプレゼンテーションこそ粋と言うものだろう。
勉強させていただきました。
それから、
ドラマの造り込みが凝っていて、嬉しくなってしまう。
三十分の中に、あの手この手の演出が盛り込まれているのだ。
原作の構造が、
殺人現場から送信される情報をもとに、
謎を解くという、徹底したフェアプレイ。
つまり、
隔絶された山荘もの+安楽椅子探偵、
おおっ、やってくれますね!
二元中継のようなドラマ構成になるわけだかが、
それぞれのトーンを変えているのが何ともゼイタク。
山荘サイドには、
古典ミステリの雰囲気を漂わせ、
稲妻を思わせるような、窓の外のハレーション調のライティングなんか
胸がときめいちゃうよ。
一方、
探偵サイドのオフィスの映像は、ハードボイルド・タッチ。
渋めのブルーやグレイの空間を現出させて、
紫煙やパソコンの反射光などによる陰影がムーディー。
塩辛でクアーズを飲むシーンなど遊び心も気が効いている。
それにしても、
前回といい、今回といい、
俺は、謎を解けなかったよ・・・・・探偵X(バツ)。
まあ、自分が書いた作品なら、
犯人当てる自信あるけどね(←「・・・・・・」)。
次回は、黒崎緑さんの作品か。
この方、ご自身もとても楽しい人なんですよ。
すっごく楽しみ!
http://www.nhk.or.jp/tanteix/
晩飯。厚揚げ焼き、ネギと大根おろしソース。マグロ刺身。小松菜のおひたし。
4月10日、
天皇皇后両陛下、ご結婚、満50年。
尊く、めでたき日を祝し、
また、
御長男様の皇太子殿下の御一家皆々様が、
たいへんな愛犬家であられますので、
襟を正し、祝賀の想いを込め、
国民的キャンペーン中!
「ロング・ドッグ・バイ」
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