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■ 3月6日(土)・2010
March 6, 2010 2:22 PM


第三回「世界バカミス☆アワード2010」
が開催された。


雨天にも関わらず、
盛況ぶりを呈する会場。
先ずは、お越しいただいたお客様、深く御礼申し上げます。
それから、
青山ブックセンターの皆様、運営スタッフとゲストの方々、ご苦労様でした。


今回の最終候補作は、
「解雇手当」ドゥエイン・スウィアジンスキー
「死神を葬れ」ジョシュ・バゼル
「粘膜蜥蜴」飴村行
「バッド・モンキーズ」マッ・トラフ
「フラクション」駕籠真太郎
「三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人」倉阪鬼一郎


これらの作品について、
パネラーの小山正さん、川出正樹さん、日下三蔵さん、杉江松恋さん、
司会の♪akiraさん
によってトークショーが展開された。
皆さんのその話術たるや、
さながら大道芸のようで実に鮮やかで、楽しい。
場内には笑いが絶えない。


また、特別審査員として、
宮脇孝雄さん、日暮雅通さん、新保博久さん、鳥飼否宇さん(わざわざ奄美大島より飛来。しかも、五十歳の誕生日、祝)が列席しコメントを加える。
また、客席には、脚本家の柏原寛司さん、評論家の千街晶之さん、霜月蒼さん、不来方優亜さん、藤原義也さん、宮引恵利さん、作家の藤岡真さん、千澤のり子さん、翻訳家の三角和代さん、森村たまきさん、横山啓明さんらのお姿も。


そして、今回、栄えあるアワードに輝いたのは、


「三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人」倉阪鬼一郎
「フラクション」駕籠真太郎


なんと、ダブル受賞であった!
おめでとうございます。


01003061.JPG

栄誉に輝くお二人(左・倉阪さん、右・駕籠さん)。


駕籠さんのご家族が駆けつけ、
喜びを分かち合う感動的なシーンに、思わずホロリ。
お父さん、やったね!


また、
倉阪さんは、昨夜から緊張のあまり、
一睡もできず、
目を赤くし、喜びにその瞳をシグナルのように輝かせるのだった。


それほど、
この世界バカミス☆アワードは
大きな賞になっていたとは、
ひたすら嬉しい限りである。


来年、再来年とさらに賞は重ねられ、
この大いなる道は広がってゆく。
破家者(ばかもの)たちが歩けば道になる。
そう、
バカミスは続くよ、どこまでも!



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