昨日、当欄で紹介した
「西荻婚」

Ｙ新聞の都民面でも、
大きく取り上げられていた。
ちょっと大きすぎるのではというくらい大きかった。
まあ、地元民としては嬉しい限りだが。

さて、
「西荻婚」みたいに、
我が町には
もう一つの風習があるらしい。
それは、

「西荻葬」

やはり、
西荻窪の町内だけで
すべてを執り行うので
「西荻葬」

どういうものかというと、
簡単に言えば
「西荻婚」と同じ。

ただ、
新郎新婦と、ホトケさまの違いだけ。

つまり、
人力車に御遺体を乗せて、
ＪＲ西荻窪駅から
井荻会館まで
商店街の中を行進する。

あ、もちろん、
沿道の人々は
「西荻婚」の時と違って拍手とか、
「よっ、お二人さん！　お熱いね！」
みたいな声援は控える。
「よっ、ご遺体！　冷たいね！」なんて不自然でしょ、わかるよね。
合掌でお見送りするのである。

すべてを町内だけで行うけれど、
火葬場が無い。
そこはそれ、西荻と言えばアンティークの町、
御遺体もアーンティーク化。ミイラで成仏していただく。

ちなみに、
井荻会館の最寄りのバス停は、「地蔵坂上」という。
風習の伝統性が刻まれているのだ。

以上、
すべて嘘である（←わかってるよっ）。

　晩飯。鶏の水炊き、仕上げにちびまる子ちゃんラーメン、をあつらえてもらう。