酔狂に猛走する、ユーモア本格ミステリの傾き者、推理作家・霞流一の公式サイト、「探偵小説事務所」へようこそ!



■ 12月17日(火)・2013
December 17, 2013 10:08 AM


気になったのは
やはり、
黒いカバンだよ。


猪瀬都知事は、徳洲会から
受け取った五千万円を
黒いカバンに入れたと主張。


それに対し、
都議会の集中質疑では、
或る議員が、
その黒いカバンと同じ物(実物?)を持ち込み、
五千万円の束が入るかどうか、
同じ厚みの紙包みで実験してみせていた。


ぐいぐいと押し込みながら、
「おい、入らないじゃないか」
確かに、はみ出ていたな。


すると、
猪瀬知事が
「入るよ」
と、思いっきり力任せに、
無理やり、押し込むけど、
紙包みはひしゃげているし、チャックがしまんないよ。


もう、むきになって、
ほとんど、小学生が
「入るもん。入ってるもん。こないだは、入ったんだもんっ」
って、ベソかきそうな感じ。


で、気になったのが、
黒いカバンの容量と
札束の厚み。
ちょいと思いついてしまった。


疑問と仮説。


もしかすると、
猪瀬都知事の主張の方が
事実なのかも。


五千万円の束は
本当に黒カバンの中にきれいに収納できた。
それは、札束が札束ではなかったから。


つまり、
五千万円の札束はホンモノではなかった。
偽物。
偽造紙幣。


徳洲会の医療組織は隠れ蓑で
その正体は
偽造紙幣を量産し、流通させるシンジケートだった。


あるいは、
もう一つの仮説。


猪瀬都知事が受け取った紙幣は
昔の
一万円札の束であった。


現在の一万円札紙幣は
ホログラムの模様が刷り込まれており、
その分、
昔のものより厚みがある。


そう、ホログラム模様の無い
昔の紙幣だから、
件の黒いカバンに収めることが出来た。


その昔の紙幣とは、
そうです、御推察の通り、クロコーチ口調で「正解!」
あの昭和の迷宮
1968年の
三億円強奪事件の紙幣であった。


年表を照合すると、
徳洲会が急速に発展を始めるのは
その数年後、1970年代前半からである。


白バイが
白い巨塔へと化身する鍵が
あの黒いカバンに隠されていた・・・・・・なーんてね。


あ、そうそう、ついでながら、
猪瀬直樹氏は
1968年の当時、
学生運動の指導者であり、
属していた派閥の名は、通称「白ヘル」、だったそうな。

 

 

 

 


 晩飯。鶏つくね鍋、仕上げはちびまる子ちゃんラーメン。


 



 [ このエントリーのトラックバックURL]
http://www.kurenaimon.com/mt/mt-tb.cgi/8590