本格ミステリの傾き者、推理作家 [霞流一 探偵小説事務所]

■ 12月26日(木)・2013
December 26, 2013 10:56 AM
折しも、
安倍総理が靖国参拝に赴いていた
同じ時間帯に
俺もお参りしていた。
と、いっても、
靖国神社ではなく、小平霊園。
ちょいと所用があったんでね。珍しい墓石を見るのも好きだし。
園内では、車は徐行。
パトカーが見張っている。
園内で轢いてしまった犯人が
勝手に死体を埋葬しないよう、
こうして、パトロールしているのだろう。敬礼。
新設されたエリア。
エリア内の奥が樹林墓地。
ここに用があって、
管理事務所を訪ねたが、しばし待たされる。
けど、退屈しなかった。
ちょうど、タイミングよく、
初老の男性のお客さん(?)が
窓口の係員に苦情をまくしたてるシーンに遭遇したのだ。
男性「うちの隣の墓、草ぼうぼうの荒れ放題で、うち、迷惑してんだ」
係員「申し訳ありません」
男性「規則だと、*年間、放置されたままだと、撤去されるんだよな」
係員「はい、無縁仏として無縁墓地へと移される決まりになっております」
男性「もう、とっくに期間過ぎてんだから、ちゃんと処置してくれよ!」
係員「それでは、こちらの書類にご記入願います」
こうして、
初老の男性客は
隣の墓を撤去すべく
力強くペンを走らせるのだった。
死んでからも、人生は続くという噺。
お後がよろしいようで、いや、よろしくしたいもので。
晩飯。豚肉と白菜の中華風鍋、仕上げに揚げ麺を入れる。
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