本格ミステリの傾き者、推理作家 [霞流一 探偵小説事務所]
■ 2月17日(月)・2014
February 17, 2014 9:49 AM
吉祥寺の
デパ地下の食品売り場に
酒
を買いに行ったんだよ。
お気に入りを選んで
レジに並んだ。
順番待ちして
三分くらい経った頃
ふと
振り返ると
俺の後ろ、
すごく人が固まっているではないかっ。
長い行列になると、通路の邪魔になるから
ぐるりと半円を描くように並んでいるのだ。
午前の時間帯なので、
女性ばかし。
女女女女女女女女・・・・・・
レジは七つか八つあるけど、
俺
の後ろがやたらと多い。
はっきり言って、いちばん多いぞ。
女女女女女女女女・・・・・・
女性の群れが
むんむんと俺に迫ってきているよう。
女女女女女女女女・・・・・・
何か、モテてる?
疾風のように
唐突の
モテキが来たのかっ?
女女女女女女女女・・・・・・
いやいや、さすがに
俺もそこまでは、おめでたくない。
冷静になって
ふと見れば、
俺の持っているカゴには
一升瓶だけ。
つまり、
レジの精算が一瞬にして終わる。
順番が早く回ってくる。いちばん早そう。
一斉に女性たちはそう計算して
ワッと押し寄せた。
女女女女女女女女女・・・・・・
それだけ、でした。
まあ、
カゴに一升瓶だけの
俺の頭ン中は
酒酒酒酒酒酒酒酒酒酒酒・・・・・・・・ってな、ウィー。
晩飯。鱈と白子のちり鍋、仕上げは雑炊。アジ刺身。酒の燗、美味し。
[ このエントリーのトラックバックURL]
http://www.kurenaimon.com/mt/mt-tb.cgi/8007
http://www.kurenaimon.com/mt/mt-tb.cgi/8007
(C)Ryuichi Kasumi Detective Story Agency All Rights Reserved.