本格ミステリの傾き者、推理作家 [霞流一 探偵小説事務所]
■ 2月21日(金)・2014
February 21, 2014 10:05 AM
以前に何度か記したように
自分は
独り言がすごく多い。
家ではもちろん
外、歩いている時も
気を付けないと、いつのまにか、一人でしゃべってる。
それも
元気よく、おっきな声で。
この日、
スーパーで買い物してたら、
うっかり、クセが出て、
「ああ、冷凍うどん、冷凍うどん、鍋の基本」
と、元気よく一人語りしながら、
冷凍食品の棚へ近付いてゆく。
と、その時、
風を感じた。
一人の主婦が
俺の脇を素早く走り抜けようとしたのだ。
二人並んだ時、
ちょうど、冷凍庫の棚のすぐ前。
俺は
冷凍うどん(讃岐うどん五個入り・185円也)
に手を伸ばす。
見ると
二パックしか残っていない。
そうか、それで
主婦さんは走ってきたのか。
俺は当初の予定通り
一パックだけカゴに入れた。
主婦さんは
心底からホッとした様子で
ラストワンをゲットし、
一瞬、微妙な笑みを俺に向けてから、立ち去って行った。
ああ、もしかしたら、
当初は、
主婦さん、二パック、狙っていたんじゃないかな?
ああ、危なかった。
これからは、目的の物じゃなくて
まったく別の商品を語って、
ミスディレクションをはかり、欺くとしよう。
あ、そうか、
黙ってりゃ、いいだけのことか。
晩飯。寄せ鍋、仕上げはうどん(上記のもの)。ブリ刺身。
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