増税前の駆け込みなのか
近所でも
一戸建て住宅の
新築工事がやたらと多いこの頃である。

そして、
建築現場が多いので
業者のトラックがよく迷っている。
どの現場に行けばよいのか、
混乱しているわけだ。

今朝なんかは、違う現場にいったん停車して
しばらくして、間違いに気付き、
正しい現場へ移動していたよ。

そのまま、気付かずに
作業を行い、きっちりと完遂し、
さらに、
別の業者がこうした間違いを繰り返すと、
何やら
凄い家が出来上がりそうだな。

あ、そうそう、
出版の世界でも、
そんな取り違えみたいな間違いってあるんだよ。

以前、知人から聞いた話。
或るイラストレーターが挿絵の原画を、編集者に渡すのに
駅の改札前で待ち合わせをした。
初対面なので、出版社名を確認して、原画を渡した。

しかし、
それは取り違えだった。

な、何と、
同様の待ち合わせをしていた、
別の一組、編集者とイラストレーターがいたのだった。
それも、同じ出版社。そりゃ間違えるよ。

いやあ、そういうことってあるんだね。
社内で編集者同士がイラストを交換して、
無事にそれぞれ刊行されたという。

しかし、
取り違えたまま、出版されたら
凄い本になりそうだな。

どんな本が、すごく凄いだろう。
そう、たとえば、絵本。

絵本「アルプスの少女ハイジ」で、
クララが立ったページの後に、

「進撃の巨人」が紛れ込んでいたら、

せっかく立ったばかりのクララを
巨人が食べてしまった、ふうに見える、ひ、ひどい。

絵本「眠れる森の美女」で
王子様がキスしたページの後に、

「寄生獣」が紛れ込んでいたら、

王子様のキスのせいで、
美女の身体があり得ない形にグニョグニョ変形した、ふうに見えて、怖い。

ああ、そんな絵本、イヤだ（本当は見たいくせに）。

　晩飯。鯖水煮缶詰めの鍋、仕上げは雑炊。イワシ刺身。