本格ミステリの傾き者、推理作家 [霞流一 探偵小説事務所]
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そのため、時間帯によって、当ブログにアクセスしにくくなっています。
また、当ブログの更新にも支障をきたしております。
一日も早いサーバーの復旧を願うばかりです。
しばらくの間、わずらわしい状況となりますが、ご了承ください。)
ガシャガシャーン!
背後の騒音に
振り返ったら、
オイラの自転車が倒されていた。
その近くで、
四十代くらいの男が
自転車ごと引っくり返っている。
こいつが
原因らしい。
何か知らんが
男の乗っていたスポーツサイクルのチェーンがおかしくなって
ハンドルを切り損ね、
オイラの自転車に激突し、転倒したようだ。
痛そうに膝を抱えている男。
ちゃんと相応のスポーツウェアに身を包んだ
サイクル野郎である。
自転車も五段くらいの切り替えギアのホンモノ仕様。
それなのに、
オイラの
ママチャリにぶつかって、引っくり返っちまった。
そこんとこが
男にはすこぶる屈辱らしい。
痛いのと悔しいのとで、歯を食いしばっている。
オイラ、自分の自転車を起こしてから、
男に
「大丈夫?」
って声かけたが、
それまた、悔しそうなのである。
五段切り替えのスポーツサイクルの自分が
ママチャリの五十男に同情されている、
そういう構図で見ているらしい。
実は、
俺の自転車だけでなく、
隣に止めていたもう一台が倒されていた。
ふつう、
ぶつけたサイクル野郎が
その自転車を起こすよなあ。
しかし、そいつ、
よほど屈辱だったのか、
とっとと自分のスポーツサイクルを押して、
離れた場所でチェーンを直し始めている。
仕方ないので、
オイラが倒れているもう一台を起こしてやったさ。
そして、
再び転倒しろ!光線
をサイクル野郎に放っておいた。
効いたかな?
晩飯。豚肉の香味焼き・キャベツ添え、水餃子、ニンジンとキューリのサラダなどをあつらえてもらう。
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