本格ミステリの傾き者、推理作家 [霞流一 探偵小説事務所]
■ 1月16日(火)・2018
January 16, 2018 9:49 AM
ハチ君の命日です。
三回忌です。
今回はイチゴ味のおやつを山盛り
お供えしました。
残りは分けてくれるそうです。
よっ、ハチ君、相変わらずの太っ腹。
あれから
もう二年、まだ二年、
時間の経つのが早いような遅いような
不思議な感覚です。
でも、
日常の暮らしの中で
ふとしたことで
変化を感じることがあります。
もう
夕方の散歩時間の天気予報を心配しなくなったり、
もう
庭の日除けや雨除けの上げ下ろしを気にしなくなったり、
もう
夜、風の音が聞こえても、鳴き声と錯覚しなくなったり、
もう
外出していても、時計をあまり見なくなったり、
そんなこんなことで
ハッとして、
心が波立つのを感じます。
何だか
だんだん日々の移ろいと共に
ハチ君の記憶が薄れているような気がし、
それが寂しくて哀しくて辛くて仕方ないのです。
ハチ君のことを忘れたくないから、
毎朝、散歩を続けているのかもしれません。
そして、この散歩のおかげで
健康でいられるのですから、
やはり、ハチ君には感謝ですし、
歩き続けることは
ハチ君と一緒にいることなのです。
だから、ハチ君、
これからもずっとずっと僕らと一緒だよ
ん、空から足音が・・・
あ、ハチ君、
宙犬ハチ君!
「大丈夫、前進だ」
うん、歩き続けるよ。
ちょっと歩き方が変わったけどね。
時々、上を見るようになったんだよ
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