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■ 1月29日(月)・2018
January 29, 2018 8:01 PM


あ、そうそう、
こないだ昼飯時に
某チェーンの
牛丼屋で食べてたら、


托鉢僧の団体がやってきて、


店の前で
お経を唱え、
団扇みたいな太鼓(団扇太鼓というらしい)を
ドンツクドンツク叩き出したのである。


こういう場合、
店はどうするのかなあ?
喜捨(寄付)するのかなあ?
と思って見てたけど、


店員さん達、まったく対応せず。
黙々と目の前の仕事をこなしているだけ。


まあ、そうだよな、
ここはチェーン店なんだからね。
勝手な行動は許されないよ。

 


まさかマニュアルに


托鉢僧が来た時の対応の仕方


なんて
書いてあるとは思えないし。

 


それにしても
シュールな光景だよ。


店の中で
オイラを含めお客さんたちが
牛丼をパクついていて、


ガラス戸の向うでは
僧侶の集団がお経を詠み
ドンツクドンツクやってるんだからね。


このドンツクのドンの音と
牛丼のドンという読みが韻を踏んでいるのと、


失礼ゴメンで言わせてもらえば、
ほら、
お経ってムニャムニャ言ってて
聞き様によっては


牛っぽいよね。


だから、
この
お経とドンツクのアンサンブルが
だんだん


牛丼の歌


に聞こえてくるんだよ!


そうなのだよ、
まるで、


僧侶たちによる
牛丼の歌を聞きながら
牛丼を食べている


何だか
崇高なミュージカルに出演している
ような気分が盛り上がってくるではないかっ!


何となくゴスペル!(仏教だけど)


ああ、ありがたや!


あ、そうか、
ならば、
オイラが喜捨(寄付)すれば良かったのかっ


と気付いた時には
既に
托鉢僧たちは何も得ずに去った後でした・・・。

 


ああ、オイラとしたことが
うかつであったわい・・・
ならば、またの機会に


って、


托鉢僧たちの奏でる牛丼の歌を
聞きながら
牛丼を食べるチャンスなんて
一生に一度あるか無いかだなっ?!

 

 

 

 



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